【シーズン3 レート2012】やっつけ本番カミクエスコノヨ
初めましての方は初めまして、そうでない方は、いつもお世話になっております。あぜるふです。
今回、前期に引き続き最終レート2000超えを達成出来たので、記録として残すことにしました。
前回の記事でも似たようなことを言ったかもしれませんが、「構築記事としての価値や見応え」は、自分よりも順位なりレートなりが高い人達の物の方があるとは思っています。この記事も自己満としての意味合いは強いです。ただ、自分自身、自分に近いレートの方の構築記事からインスピレーションを得ることはいくらでもありますし(もちろん超上位帯の方のも拝見させていただいてます)、今回自分で言うのもあれですが面白めな型や変な技構成に挑戦してみた所もあったので、ほんの微かでも構築を作る上でのヒントになるんじゃないかなと思います。また、今回は最終2000を達成した構築の他にその道中で使用した2つの構築についても軽くですが触れていきたいと思います(何なら面白みで言えばそちらの方がある説)。
それでは本題に入ります。
構築経緯
先に白状しておくのですが、この構築を組んだ時、自分はシーズン3で戦い続ける事に内心萎えていました。レート2000チャレンジを落としてからというもの不調が続いただけでなく、終盤突然増加したクエスパトラの対処法が分からずボロ負け、これまた急に増えたウルガモスにも足を掬われボロ負け、ヘイラッシャの運だけ地割れギャンブルに屈し続けて負け、気づけばレートも1800近くまで溶け、完全にメンタルも精神も破壊され尽くし、今期は諦めようと心に決めていました。
しかしこのまま何もしないのは自分の成長に繋がらないし、来期勝つ方法を探求するチャンスをみすみす手放すのも癪だったので、一番苦戦した相手である「クエスパトラ」の弱点を探るべく、自分で使ってみる事にしました。中でもコノヨザルにバトンする、いわゆる「クエスコノヨ」が印象に残っていたためそれを軸に組むことにしました。
初手クエスパトラは読まれやすく、相手からの見えない対策も含めリスクが大きいと考えたため、初手に出す起点作成要因を考えていましたが、メガネやエナジーを用いたアタッカーの印象が強く相手の意表を突きやすいと考えハバタクカミを起点役として採用。
バトン先がコノヨザルだけだとヘイラッシャに勝てないため、ヘイラッシャ入りに出すサブフィニッシャーとして「つけあがる持ちアーマーガア」を使っていましたが、やる事がコノヨザルと被りがちな点と、ヘイラッシに出してもTODを仕掛けられて負ける事が分かった(これに関しては私が調整をミスっていた説もあり)ため最終日前日にサーフゴーを代わりに起用。
あくまで「クエスパトラの弱点・欠点を探る事」に重きを置いており、またこの時の私は順位もレートも捨てておりまともに勝つ気も皆無だったため、何が相手であろうと全ての構築に対し「カミ→クエス→コノヨorサーフゴー」の選出しかする気はありませんでした。かと言って5、6体目の枠を適当にするのもどうなんだろうと思ったため、選出画面で圧をかけられるイルカマン+ジバコイルのパッケージを採用しました。
最終的な並びはこちら。
ちなみに記事タイトルは昔書いたこの記事のオマージュです。
剣盾の公式大会で最終69位を達成した時に書いた物です(過去の栄光)。
私の自己紹介もそちらでしてますので気になった方は見てみてください。
単体解説
ハバタクカミ
テラスタイプ:ノーマル
持ち物:気合いの襷
特性:古代活性
性格:臆病
実数値(努力値):131(4)-×-75-187(252)-155-205(252+)
調整意図:
襷なので雑にCSぶっぱ
初手要因。襷電磁波は少ないながらも存在はしていましたが置き土産は全く読まれる事がなく全ての試合で確実に仕事をしてくれました。初手に出てきがちなセグレイブあたりにテラスを強要させ、初手置き土産で実質テラスを無駄打ちさせる場面がとても多かったです。シーズン終盤襷が減っておりマークが薄くなっていたのも追い風でした。
イルカマン
テラスタイプ:水
持ち物:神秘の雫
特性:マイティチェンジ
性格:意地っ張り
実数値(努力値):175-233(252+)-118(4)-×-107-152(252)
(ヒーローモード時)
技:ウェーブタックル/ジェットパンチ/クイックターン/冷凍パンチ
調整意図:
雑にASぶっぱ(これが一番強いと思ってる)
見せポケ枠。この子については後ほど別の構築の際に触れます。
クエスパトラ
テラスタイプ:ノーマル
持ち物:オボンの実
特性:加速
性格:控えめ
実数値(努力値):202(252)-×-81(4)-168(252+)-80-125
技:ルミナコリジョン/瞑想/リフレクター/バトンタッチ
調整意図:
A特化カイリューのノーマルテラス鉢巻神速確定耐え
単体で抜いていく展開も想定してC特化
バトン役兼たまにフィニッシャー。
ハバカミが電磁波と置き土産で場作りしてくれるため、耐久や素早さラインを気にせず心置きなくCに振れた点と、加速用に入りがちな守るを切れた点が非常に扱いやすかったです。悪タイプがいなければ単独で敵を薙ぎ払っていく事もあり非常に頼もしかったです。
ルミナコリジョンとかいう技はどう考えても頭がおかしい。うちの嫁ポケであるアグノムに是非とも欲しい。
コノヨザル
テラスタイプ:飛行
持ち物:隠密マント→食べ残し
特性:やる気
性格:慎重
実数値(努力値):213(220)-136(4)-104(28)-×-155(244+)-112(12)
技:憤怒の拳/ドレインパンチ/ビルドアップ/挑発
調整意図:
2加速で最速スカーフサーフゴー抜き
C特化ハバカミのメガネシャドボ確定耐え
バトン受けフィニッシャーその1。
クエスの壁と瞑想を引き継ぐ事で一瞬にしてトンデモ要塞になる。そうでなくとも特殊耐久は初めから凄まじく硬い。
技構成は一般的な残飯ビルド型と同じなので割愛。
持ち物は最初キョジオーン対策及び被弾回数の多さ故に追加効果による事故が怖いため隠密マントにしていましたが、あまりキョジオーン入りに当たらず、当たっても出てこないパターンも多く、単純に体力管理がシビアで扱いづらかったためテンプレ通り残飯に落ち着きました。
テラスタイプはヘイラッシャの地割れ意識で飛行にしましたが、地割れを避けてもどうせ勝てないので違うタイプのが良いです。ただ草を半減できるタイプにするのだけは必ず守りましょう(マスカーニャ意識)。
サーフゴー
テラスタイプ:悪
持ち物:弱点保険
特性:黄金の体
性格:控えめ
実数値(努力値):185(180)-×-145(236)-170(12+)-112(4)-114(76)
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/悪巧み/自己再生
調整意図:
自分で考えた訳じゃないので割愛(後述)
バトン受けフィニッシャーその2。基本的にはコノヨザルを優先して出しますが毒菱が疑われる構築やヘイラッシャ入りにはこちらを選出。
分かる人には分かると思いますが調整は某実況者様の丸パクリです。調整意図気になる方がいましたらYouTubeで「クエスパトラ サーフゴー」とでも検索すればすぐ出てきます。
テラスタイプ:水
持ち物:突撃チョッキ
特性:アナライズ
性格:控えめ
実数値(努力値):177(252)-×-136(4)-200(252+)-110-80
技:10万ボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/テラバースト
調整意図:
特になし
見せポケ枠その2。本当に語る事がないので割愛。
選出
全試合
カミ+クエス+コノヨorサーフゴー
以上
相手にカバルドンがいようがミミッキュがいようが何がいようがとにかくこれしかしてません。何なら「カバルドンいたらクエス出てこんやろ」と思われてたのか分かりませんがカバが出てこない事も多々ありました。もしかしたらイルカマンの圧力が効いていたのかもしれません。
さて、せっかくなので他に使った構築をもう2つ、簡単にですが紹介させていただこうかと思います。変わった構成の子が何体かいますので是非見ていっていただけますと嬉しいです。
構築その1
性格と努力値一覧
ハバタクカミ 臆病
4-0-0-252-0-252
テツノドクガ 控えめ
0-0-4-252-0-252
スナノケガワ 控えめ
4-0-0-252-0-252
カイリュー 意地っ張り
252-252-0-0-4-0
ミミッキュ 意地っ張り
4-252-0-0-0-252
ヘイラッシャ 腕白
0-4-252-0-252-0
最高レート1995まで連れていってもらった構築です。
おそらく大半の人が真っ先にスナノケガワに目が行くんじゃないかなと思います。
採用理由としては、
・環境に地面が少なくボルチェンによる盤面操作が通りやすい
・相手のボルチェンをカットして自分だけサイクルを回したい
この2つの条件に合致する子を探していた時に見つけたのがそう、この子です。
単純に地面+電気(+水)の範囲が優秀でかつそれなりの耐久もあるのでサイクルに非常に組み込みやすかったです。増加していたジバコイルや鬼火と電磁波両採用のロトムに対する安定した引き先になれるのがとても偉かったです。ちなみに蓄電タイカイデンも候補には上がりましたがさすがに耐久低すぎて却下となりました。
他に珍しい技で言うとカミの10万はヘイラッシャを強く意識しての採用です。マジフレと迷いましたが欠伸ヘイラッシャ対面寝言で出ると実質ハズレになる事、増加していたアーマーガアに対しミラーアーマーに触らずに削りを入れられる事を評価しました。
ミミッキュのウドハンは中盤から増え始めたマリルリやイルカマン、水ロトムといった水タイプに刺す打点として非常に強力でした。また環境のカバルドンはBに甘えた個体ばかりだったので剣舞ウドハンでワンパンする事も多かったです(最終的に電磁波と入れ替えになってます)。
構築その2
性格と努力値一覧
ハバタクカミ 臆病
4-0-0-252-0-252
セグレイブ 陽気
4-252-0-0-0-252
イルカマン 意地っ張り
0-252-0-0-0-252
テツノカイナ 意地っ張り
0-252-4-0-252-0
サーフゴー 控えめ
252-0-0-252-0-4
アーマーガア 慎重
252-0-44-0-212-0
1個前の構築の次に使い、しばらく1920~1970あたりをウロウロしていた構築。
まずイルカマンについて1つ断言できる事があります。
今の環境なら絶対に鉢巻より雫の方が強いです。
理由は主に2つで、
・このポケモンを選出すると必然的にサイクル寄りの選出になり、他の味方で削りを入れられる事を考えるとよくいる陽気鉢巻との火力差はあまり気にならないため、それなら打ち分けが出来た方が便利だと思ったため
・全人類拘り一点想定で動いてくるから
特に2つ目の理由は本当に大きく、誇張抜きで全員鉢巻を考慮してくれるおかげで数多のゴツメカイリューや貯水ドオー等を返り討ちにしたり、ウェーブタックルを見せた次のターン素早さで勝ってるからと高を括ってきた相手をジェッパで吹き飛ばしたりなど、単純な事しかしていないのに勝手に相手が負け筋を引いてくれる場面がものすごく多かったです。是非参考にしていただければと思います。
あと特段目を引くのはアーマーガアのヘビーボンバーでしょうか。
「体重75kgのヘビボンなんてネタだろ」と思うかもしれませんが、これにはちゃんとした理由があります。
最初はこの枠はアイへでした。しかし使っていて気がかりな場面が多々ありました。
・単純に足が遅いので怯みが活きない
・アイへを打ちたい相手がミミッキュ、ハバカミ、ブジンぐらいしかいない
・上記3体のうち特に数が多いミミッキュとハバカミに関しては、アマガの体重がこの2体の4倍を超えている→ヘビボンが最大威力になる
・A無振りアイへではH4振りミミッキュが皮ダメ込みでも落とせるか怪しい(6.2%の超低乱数)が、ヘビボンなら確定1発
・A無振りアイへだと炎テラスハバカミの身代わりを壊せないが、ヘビボンなら壊せる
以上の事からヘビボンを採用しました。目論見は上手く決まり、舐めた一手を取ったミミッキュやハバカミを数多く沈めてきました。
ちなみに特防は臆病メガネハバカミのマジフレをミラーアーマーによるCダウン反射と残飯回復1回込みで2耐えする調整なので、カミに対するクッションとして非常に安定感がありました。これも是非参考にしてみていただきたいなと思います。
結果
シングルバトル 最終898位 レート2012
TN あぜるふ
最後に
話したい事が多すぎて結構長文になってしまった気がしますが、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
ずっと夢だと思っていたレート2000を、まさか2期連続で達成出来るなんて思いもしなかったので、嬉しい通り越してもはや感情が消し飛んでます(?)。とはいえ私より高い順位、レートを安定して叩き出しているプレイヤーの方は山ほどいるので、結果に慢心しすぎず、今後も無理のない範囲で精進していきたいと思います!
構築の事で他に気になる事ございましたらTwitter@azuf_azelf_1001までお気軽にご連絡を
普段DM閉じてるので固定ツイにでもリプしてくだされば対応いたします。
改めまして、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!
皆様の構築作りの参考になれば幸いです!
ではでは〜👋