【シーズン4 最終132位 レート2108】クエスカミミッキュ滅亡リレー
初めましての方は初めまして、そうでない方は、いつもお世話になっております。あぜるふです。
今回、ポケモン対戦人生で初めてのレート2100を達成する事が出来たので、最後まで戦い抜いてくれたポケモン達を讃える意味も込めて、ここに記録として残したいなと思います。
来期から準伝説の参戦が決まり、それに伴い間違いなく環境も変わるためこの記事がどれぐらい役に立つかは分かりませんが、最後まで見ていただけると嬉しいです。
今回使ったパーティのメンバーはこちら。
構築経緯
前期初めて使用し、間違いなく最強のポケモンであると確信したクエスパトラを主軸にする所まではすんなり決定。
毒菱展開と滅びの歌入りハバタクカミの増加により、バトン型と瞑想型は通りが良くないと感じたため、初手から投げて最低でも1体は倒す事を狙うルミナコリジョン入りの対面アタッカー型での採用としました。
クエスパトラが先発で相手を1体倒し、後続にルミコリを入れて退場した次の1手としてハバタクカミを採用。このクエス→カミの動きが決まれば先に相手を2体倒し2:1の数的有利を取れるため、見えないテラスタルやタスキ等が絡んだ殴り合いによる負け筋を回避して勝ち筋を作れる滅びの歌をフィニッシュプランとして組み込みました。
ハバカミがラス1滅びを決めた後に出して勝負を決定付ける最後の1手として身代わり持ちミミッキュを採用。ここまでの3体を基本選出としました。
クエスパトラを強く動かす方法として、「選出画面で型の誤認を誘う」のが一番良いと考えていたため、その条件に合致するポケモンとしてAS振りタスキオーロンゲを採用。先発で出てきがちなドドゲザンをけたぐりで何度も返り討ちにしてくれました。
ここまでで受け系の構築やカバルドンが重いためそれらを相手取れる挑発身代わりサザンドラ、キョジアマガドオーの並びを1体で崩せる隠密マント悪巧みウォッシュロトムを採用して一旦パーティが完成しました。
この並びで何とかレート1950あたりまでは行けたものの、イルカマン入りや後発から出てくるドドゲザンが非常に重く、またカバルドン+トドロクツキの、いわゆるカバツキ軸に対する勝率が0だった事、そしてサザンドラを1回も選出する事が無かったためパーティの見直しを決行。
まず「クエスの型誤認を誘う枠」として、オーロンゲをタスキコノヨザルに変更。次にカバツキ軸対策として、カバの欠伸を起点に裏ごと貫けるラム龍舞セグレイブを採用。最後に、選出画面でイルカマンにある程度圧をかけられ、かつキョジオーン対策として身代わりヘイラッシャを採用しました。
構築コンセプト
・クエスパトラとハバタクカミの2体がかりで先に相手を2体倒し、ラス1滅び→化けの皮+身代わりで確実に詰める
・交代読み等の複雑なプレイングを出来るだけ排除した、比較的単純に動かしやすくかつ試合時間を長引かせない対面構築
「ルミナコのDダウンを入れてハバカミに繋ぐ」→「ラス1滅びを打ってミミッキュに繋ぐ」という相手にとって絶望的な状況を常に押し付けながら裏に託していくという基本選出の動きから記事のタイトルを名付けました。(余談)
単体解説
選出率高かった順に紹介
クエスパトラ
テラスタイプ:炎
持ち物:オボンの実
特性:加速
性格:控えめ
実数値(努力値):184(108)-×-100(156)-162(212+)-81(4)-129(28)
調整意図:
HB...テラス時A162マスカーニャの叩き+不意打ち確定耐え
HD...テラス時C187ハバカミの眼鏡シャドボ確定耐え
S...1加速で最速マスカーニャ抜き
C...余り、連続で超低乱数を引かない限り2連ルミコリで大体のハバカミを落とせるライン
本構築の初動及びエース。瞑想型やバトン型を想定しにきた相手に初手から殴りかかって最低でも1体は倒し、裏にルミコリを入れてハバカミに繋ぐのが役目です。
知っている方がほとんどだとは思いますがこのルミナコリジョンとかいう技が本当に頭おかしい性能をしており、酷い時は誇張抜きでこの技を打っているだけで試合が終わるレベルです。
コノヨカミクエスの並びを選出で見せた事によりルミコリを警戒される事が少なく、また初手に毒菱要員を出されるため、相手の想定を崩しつつ一方的に詰めていく展開が大半で、2000帯相手でもイージーウィンを大量に生み出してきた紛う事無きMVPです。
技構成はメインウェポン兼構築コンセプトのルミコリ、サブウェポンは悪やドラゴンへの打点のマジシャ、鋼への打点になる炎テラバ、加速を稼ぎつつ様子見が出来る守るでほぼほぼ確定だと思います。
この手のクエスは襷を持つ事が多い印象(間違ってたらごめんなさい)ですが、初手で出てきがちなセグレイブやマスカーニャあたりの先制技持ちに屈しない耐久振りオボンの方が個人的に使い勝手がよかったです。
来期からはおそらく一家に一台レベルで全構築に悪タイプが加入すると思われるため、この型のクエスを使う事がしばらく出来なさそうなのが寂しい所です。
ハバタクカミ
テラスタイプ:ノーマル
持ち物:ブーストエナジー
特性:古代活性
性格:臆病
実数値(努力値):143(100)-×-96(164)-178(180)-156(4)-179(60+)
調整意図:
HD...C205ハバカミのシャドボを93.8%の確率で耐える(臆病なら確定耐え)
C...Sを超えない範囲でできるだけ高く
S...最速テツノドクガ(110族)抜き
クエスパトラの次に出す子です。
ルミコリによってDが下がった相手を刈り取り、残った1匹に向かって滅びの歌を唄うのが主な役目です。火力も耐久も絶妙で非常に扱いやすく、我ながら良い調整を編み出せたなと思います。
技構成は一致打点のシャドボとムンフォ、構築コンセプトの滅びの歌までは確定。残り1枠は最初はマジフレでしたが1回も打つ機会が無かったのと、ウルガモスが重かったためパワージェムにしました。ジェムに変えてからは一度もガモスには当たりませんでしたが2100チャレンジで炎テラスカミを倒してくれたので結果的に正解でした。
テラスタイプはゴーストの一貫を切れるノーマルで採用。
クエスパトラが不意の悪テラスで崩されがちでしたが、そこに対するカバーとしても非常に優秀でした。
テラスタイプ:格闘
持ち物:命の珠
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
実数値(努力値):131(4)-156(252+)-100-×-125-148(252)
技:じゃれつく/影打ち/ドレインパンチ/身代わり
調整意図:
特に意図のないASぶっぱ
基本選出の最後に出す子。
ハバカミのラス1滅びでタイムリミットを押し付けた後に繰り出して化けの皮で1手受け流してからor上から身代わりを連打することで、確実に勝利を手繰り寄せます。
シンプルにストッパーとしても強く、また基本選出以外の選出でも汎用性を損なわないようによくいるAS振り命の珠で採用。陽気だと圧倒的に火力が足りないため性格は意地っ張り。
技構成は構築コンセプトの身代わり、一致打点のじゃれつくと先制技の影打ち、ドドゲザン対策のドレパンの4つで、H振りドゲザをワンパンするために格闘テラスで採用。テツノツツミをワンパンできるのも大きかったです。
コノヨザル
テラスタイプ:毒
持ち物:気合いの襷
特性:やるき
性格:意地っ張り
実数値(努力値):185-183(252+)-101(4)-×-110-142(252)
技:憤怒の拳/インファイト/岩石封じ/カウンター
調整意図:
特に意図のないASぶっぱ
クエスパトラを通す上で重要な「クエスの型誤認を誘う要因」及び後発から投げるストッパー枠。
一般的な襷コノヨは場作り要因として動く為のステロや命懸けが入りますが、この子は先発から出す事がないのでストッパー性能を高めるカウンターを採用。重めなイルカマンやセグレイブ、テツノカイナやハッサム等を誤魔化すのに非常に役立ちました。残りの技構成は一致打点の憤怒とインファ、無効化されないS操作打点として岩封にしました。
この構築のエースは前述の通りクエスパトラですが、選出で「コノヨカミクエス」の並びを意識させるために構築の並びを上からコノヨ→カミ→クエスの順で並べていました(狡い)。
セグレイブ
テラスタイプ:電気
持ち物:ラムの実
特性:熱交換
性格:意地っ張り
実数値(努力値):191(4)-216(252+)-112-×-106-139(252)
技:巨剣突撃/氷柱針/テラバースト/龍の舞
調整意図:
特に意図のないASぶっぱ
対カバツキ要因として採用。カバルドンの前でラムを盾に悠長にダンスして全抜きを狙います。
上位帯のトドロクツキのテラスは飛行の他に鋼も多くいた(何なら鋼の方が当たった)ため、それら2タイプを両半減できて攻撃範囲補完としても相性が良い電気テラスで採用しました。
龍舞の枠を剣舞、氷柱の枠を礫にする事も考えましたが前述したように鋼テラスツキが増えていた事と、Sブースト型のツキがすっかり環境から消えていたためツキの上を取れる龍舞にしました。
今にして思えば、氷柱針よりも氷柱落としの方が良かったかもしれません。
ヘイラッシャ
テラスタイプ:水
持ち物:食べ残し
特性:天然
性格:腕白
実数値(努力値):257(252)-120-148-×-115(236)-58(20)
技:ウェーブタックル/地割れ/欠伸/身代わり
調整意図:
H...16n+1
同速帯を意識して少しS振り
広く浅く見れるように腕白D振り
広く浅く見れるように、とは言ったものの実態はキョジオーン、ついでにヘイラッシャミラー対策枠。そして諸説枠。
ぱっと見刺さってそうな相手でも、毒菱展開が見える故に出すのを渋る試合が多かったり、イルカマンは普通に選出されたりと、思ってたよりも選出画面で圧をかけられていませんでした。肝心のキョジオーン・ヘイラッシャも基本選出で何やかんや勝てていたので身代わりの枠はシンプルに汎用性を保ててかつ滅びの歌フィニッシュと相性の良い守るで良かったかなと思います。
普段一撃必殺は採用したくない派なのですが、ミラーを意識して身代わりを入れておいて地割れを切るのはどうなんだろうと思ったので今回ばかりは入れました。
A無振りラッシャの地震を身代わりが耐える調整等で咎めにくる相手を咎め返すために水テラスで採用しました。(等倍地震よりも半減水テラウェブタの方が火力が高いため)
結果
シングルバトル 最終132位 レート2108
TN あぜるふ
最後に
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!
自分の中で、今回の結果は成長を実感するにはあまりにも十分すぎるものであり、非常に感慨深いシーズンとなりました。ほんの24時間程度の一瞬の出来事ですが、世界トップ3の中に自分の名前が刻まれたのも、我ながら壮観でした。
今回は初の2100という事で保存を優先し、終了の1週間ほど前から身を引いた形でしたが、来月からはもっと上を目指して潜り続けたいと思います。まあ就活やら卒研やらがあるのでどうなるかは分かりませんが。。
Twitter上での報告でも多数のファボや祝福のコメントいただけて、本当に嬉しかったです!ありがとうございました🙇
来期からは世論満場一致のぶっ壊れ集団こと厄災組が参戦して環境が変わるので、本記事がどのくらい参考になったかは分かりませんが、もし他に気になる事ございましたら、Twitter@azuf_azelf_1001までご連絡いただければと思います。
構築相談なんかも全然受け付けてますので、お気軽にDMでも飛ばしていただければ、時間のある時に対応させていただきます。
改めまして、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ではでは〜👋